着物の包装紙は文庫紙・たとう紙(畳紙・多当紙)と表現されています。

主に文庫紙は関西、たとう紙は関東で表現される場合が多く見うけられます。

では何故、文庫紙 たとう紙と呼ばれる様になったのでしょうか?

【文庫紙の由来】
文庫紙の文庫は文字からも推測できるように文庫(本や書籍)の事でしょうか?

現在でも本にカバーがついているものが多くみられますよね。
これも文庫紙?なのでしょうか?

文庫(本)に付ける紙と同じ視点から着物の包装紙も文庫紙と呼ばれる様になったのではないでしょうか?

又、古くは文房具や髪結いの道具など大切な道具を入れておく丈夫な箱を文庫と表現していました。大切な物、着物も同じ大切な衣類。そのイメージで大切な着物を包む紙とし文庫紙と表現するようになったのではないでしょうか?

【たとう紙の由来】
たとう紙は漢字で表現すると畳紙・多当紙と表現します。

着物は畳の世界が本流、畳上で着物をたたむ折りに使用する紙で畳紙となったのでしょう。

また、畳一畳位の広さの紙を総して畳紙とも言えるのではないでしょうか?

折りたたんで使用する紙を全てたとう紙と称していた様ですが、今では着物のたとう紙がその代表格として残っているようです。

お金を包む包装紙(金封)にもたとう折りと表現するものがありますが、同じ由来でしょう。

多当紙は現在のように大きな紙が無かった当時 半紙や美濃紙を何枚も貼り合わせて現在の大きさに張り合わして作製した物もありました。その為、多くの当て紙が必要になるので、多当紙と表現したと思われます。

【豆知識】
着物をたたむ折に畳の上に敷く紙をたとう紙と表現する事もあります。この紙を衣裳敷紙、畳敷紙と表現もします。

特に京都では着物の包装紙を文庫紙、敷紙をたとう紙と表現する事の様です。

インターネットでたとう紙と検索してみると髪結いの道具や衣類を包む紙と表記されていました。

フリー百貨辞典 ウィキペディア日本語版 http://ja.wikipedia.org/wiki/たとう紙
最終更新 2008年9月26日 (金) 17:41UTC (ウィキペディアの規定通り)


【様々な活用方法】
以前は洋服文庫と言われるスーツなど(衣類の)文庫紙も沢山生産されていたようです。

是非、様々な大切な物を包む包装紙として文庫紙(たとう紙)を復活、活用して頂きたいと思います。

例えば、タオルや手ぬぐい、ハンカチ用のミニ文庫紙・衣類用のアパレルたとう紙は日本人の心を伝える包装紙として多くのお問い合わせを頂いています。